DIY #4 廃材で作った古民家風鶏小屋


こんにちは。キタムラです。
2020年3月に丹波篠山に家族で地方移住した田舎暮らし初心者です。


地方移住したら鶏を飼う!と決めていたので、移住後すぐに迎えた6羽のひなたち。


この仔たちの鶏小屋を作るために鶏小屋の作り方をいろいろ調べました。



難易度高すぎるで!
ネット検索ででてくる鶏小屋DIY例。
立派な鶏小屋を作っている方が多く、DIY初心者の夫は「家やん。こんなん無理やで!」と悩むこと4ヵ月。
作るならちゃんと作らねば。という気持ちが強くなりすぎてたようです。
見かねて私が「余ってる障子とベッド枠を使おう」と提案しました。
あるものを使って自由に設計していいんだ!と気づいたようで、そこから数日で作ってしまいました。
物作りは自由ですね!
作った鶏小屋のこだわりポイント
- お金をかけず鶏小屋を作りたい
- 古民家の横にあっても自然なデザイン
- 適度な日当たりと風通しで衛生面を保つ
- 害獣対策をしっかり
移住した当初は廃材がかなりあったので、できる限り新しい材料を買わないというスローガンのもとに鶏小屋を作りました。
鶏小屋の製作工程


私がデザインした雑すぎる設計図。



意味が分からん…
ぶつぶつ言いながら夫が製作スタート。


いらなくなったベッドの木枠をベースにします。
ちょっと大きめ、160×220くらいのサイズだったと思います。


長さを測って…


古民家の残置物、蔵にあった障子を前後の壁としてガンガン打ち付けます。
この障子枠。工務店の方が「5、6万くらいする」と言ってました。
もったいない気もしますが、使う場所がなく眠らせていても仕方ないので惜しみなく使います。


廃材の柱を使いました。
屋根の角度に合わせて斜めカットなどはせず、勢いで組み立てていました。
細かい部分は気にしないのがポイント!
簡単に崩壊しなければOKです。
【鶏小屋 作り方】などで検索するとかなり丁寧に作っている例もありますが、少々のすき間は金網でなんとかすればなんとかなります。


屋根はベニヤ板の上に解体した小屋からはがしたボロボロの防水シートを張り、さらに板を重ねました。
古民家残置物にタッカーがあって、あっという間に金網が貼れました。


タッカーの強度は弱いと言われていますが、1年以上経っても金網がはがれることなく十分な強度だと感じます。
イタチは大丈夫でしたがもっと大きな獣に狙われたとき大丈夫かはまだ不明です。


重さは結構あるので基礎は作らず地面に置いただけですが、台風のときもびくともしてなかったです。
鶏小屋の製作にかかった費用
金網代3,000円!
廃材を駆使して、古民家風にわとり小屋ができあがりました。
古民家の横にあっても全く違和感なくて良い感じです。
失敗から学んだ鶏小屋を作るときの注意点


いきなり立派な鶏小屋を作らないで正解だった
失敗したら壊せばいっか。くらいで簡単なものから作ってみるのはおススメです。
生後1ヵ月を過ぎて中雛のころは私が作った簡易鶏小屋で過ごしていました。
残置物だった鳥かごを解体して形を変えて結合したものです。
これを外壁に面した場所におきました。
思ったより風通し&日当たりがよくなくて、すぐにカビが発生しウジ虫がわいてしまいます。
ニオイもきつかったですね。
実際鶏小屋を置いてみないと分からないことは多いです。
産卵箱
鶏の産卵箱の簡単な作り方はこちらの記事で紹介しました。


産卵はデリケート
卵を産み始めるのが生後5ヵ月ごろからなのでそれまでに産卵箱のある鶏小屋を作ってあげましょう。
卵を産みだしてから環境を変えると安心して産めませんから。
すぐに慣れるけど定位置て大事です。
ほぼ毎日のこととはいえ女性の私からすると産卵はデリケートなことで、安心できる場所を提供してあげたいと思っています。
鶏小屋の製作ポイント
害獣対策
地面に近いところは害獣から鶏が見えないように目隠しになる横板を貼りました。
地面から穴を掘って侵入することもあるので、周りにブロックを埋めています。
いちばんの害獣対策は愛犬うみ
驚くほど臆病な我が家の愛犬うみは、弱い犬ほどよく吠えると言うように車が来るとだいたい吠えまくってます。
夜は獣の声がすると外に飛び出していって追い払っているようです。
1年目はキツネ、猿、鹿、イノシシなどが毎晩裏山をウロウロしてましたが、最近はいなくなりました。
先日イタチが夜に来たみたいで、驚いた鶏が暴れて鳴いてるのを聞いてすぐに走っていったりと良い仕事をしています。
愛犬に襲われることも
- 興奮しすぎたとき
- 鶏を可愛がっていると嫉妬する
普段は近くにいてもスルーしていますが、こんなときはうみが鶏を追いかけることもあります。
鶏たちは何度かつかまってます。
咥えて放りなげられて脚を痛めたり軽い噛み傷ができて大変でした。
でも近所の方たちに「すぐに害獣にやられる」と言われていた鶏たちですが、昼間放し飼いで1年以上無事なのはうみのおかげなのは間違いないです。
衛生対策(カビ、ニオイ、虫)
鶏はきれい好き
鶏を飼って感心したのは、彼らがとてもきれい好きなことです。


中雛のころから天気の良い日は必ず砂浴び。
寄生虫を予防しています。
雨の日はびちょびちょに濡れていても、羽繕いをしていつのまにかふんわりです。
そんなきれい好きの鶏たちのために、鶏小屋の衛生面は気を付けてあげたいところです。
風通しと日当たり
障子の格子部分がいい感じに風を通してくれます。
鶏は寒さには強いけど強風には弱いらしく、冬の北風を抑えるために中にプチプチシートやゴミ袋を貼って寒さ対策しています。
鶏小屋の地面は土のまま
地面は床板を貼らずに土のままです。
土のままだと微生物の働きなのか糞のニオイはほとんどありません。
梅雨時期で気温と湿度の高いときは気になる程度かな。
掻き出した糞は土に還して肥料になるし無駄がなくて鶏を飼ってメリット多いなぁと嬉しくなります。
【まとめ】DIYは自由!鶏の喜ぶ鶏小屋ができました
- 廃材やいらなくなった障子とベッド枠を活用してコストダウン
- きれい好きの鶏のために衛生面を保てる環境に鶏小屋を設置
- 用途や好みに合わせてデザイン設計は自由な発想で!
鶏は家畜とはいえなつくし表情もあって愛らしいです。
わが家は家族の一員という感じで鶏のQOLは大切にしています。
そんなわけで鶏たちが快適に過ごせる古民家風鶏小屋ができあがって夫も鶏たちも大満足でした。
\鶏小屋を作る材料、工具、体力、気力がなければ鶏小屋購入を検討しましょう/

